次にご紹介するのは、そんな海外でブームの苔を主役にしたリースです。
ステキなデザインとともに見逃せないのが、モスの使い方。アーティフィシャルのモスシートから苔玉を作る方法や、さまざまなモス素材へのワイヤリング方法が満載です。
モスリースのアイデアをご紹介下さるのは、FEJオフィシャルスクール「ラ フルール アンジェリック」小久保早苗先生です。
小久保先生ご提案のリースメニューはこちらです。
モスリースの作り方
ご紹介するのはモスをふんだんに使ったリースです。ポイントは大胆な枝使いです。
用意するもの
アーティフィシャルグリーン
・苔ボール
・コケ玉
・モスシート
・苔玉ピック
・グリーンネックレス
・ヒペリカム
・枝
プリザーブド素材
・シートモス
・イワヒバ
発砲スチロール球
リース台
(注:画像ではオアシスリース台を使っていますが、おつくりになる際にはアーティフィシャル用のリース台をお使い下さい。モスが大変重いので、オアシスだと崩れる可能性があります)
地巻ワイヤー(#22地巻緑・#20地巻ブラウン)
裸ワイヤー(#20)
フローラルテープ(素材の色に合わせる)
グルーガン
アーティフィシャルカッター(ニッパー)
はさみ
ノコギリ
【ステップ1】
各パーツをワイヤリングする
●苔玉(大)を作る
まず、モスリースの土台を作る苔玉(大)を作ります。
・モスシート
・発砲スチロール球
#20地巻ブラウンのフラワーワイヤーを使用します。
1)モスシートを丸くカットしておきます。発砲スチロール球の直径の約三倍が、モスシートの直径の目安です。
2)アーティフィシャルグリーンのモスシートは厚みがあるのでハサミやカッターなどを切り込みを入れ、2枚に裂いて厚みを薄くしておきます。
3)薄く裂いたモスシートに発砲スチロール球を包みます。
4)包んだシートが取れないように、グルーで接着します。
5)グルーが冷えて完全に接着するまでしばらくモスボールを握っておきます。
6)#20地巻ブラウンのフラワーワイヤーをモスボールに通します(発砲スチロールを貫通させます)。グルーがついている場所は固くてワイヤーが通らないので、避けて下さい。
7)しっかりとワイヤーを捻じって固定し、余分なワイヤーはカットしておきます。
●苔ボール
1)苔ボールをノコギリで2つにカットします
2)#20のフラワーワイヤー(裸)の先にグルーを付けて、発砲スチロール面に2本、しっかりと挿し込みます。
●苔玉(小)
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苔玉(小)は半分にはしないでそのまま使用。
#20のフラワーワイヤー(裸)の先にグルーを付けて、底面に2本、しっかりと挿し込みます。
フラワーワイヤーが入りにくい場合は、キリなどで軽く穴を開けてから差し込むと通りやすくなります。
●苔ピック
挿しやすい長さにカットしておく
●ヒペリカム
小分けにし、#22地巻緑のフラワーワイヤーでツイスティングしておきます。
●プリザーブドイワヒバ
1)#22地巻緑のフラワーワイヤーで、イワヒバの厚みのある部分にワイヤーを挿します。
2)中央で捻じって余分なワイヤーをカットします。
【ステップ2】
リース台にワイヤーでフックを付けます
(注:画像ではオアシスリース台を使っていますが、おつくりになる際にはアーティフィシャル用リース台をお使い下さい。モスが大変重いので、オアシスだと崩れる可能性があります)
1)#20地巻ブラウンのフラワーワイヤーを二つ折りにします。
2)フック用の穴に通しグルッと一周します。
3)フックの根本にハサミの先端やペンチを使ってしっかりと2~3回巻き付けます。
3)余分なワイヤーをカットします。壁を傷つけないように、フラワーワイヤーの巻き終わり部分はリースの前を向くようにします。
【ステップ3】
リース台にパーツを挿していきます
1)リース台に、苔玉(大・小)、苔ボールをバランスを見ながら挿して行きます。固定にはグルーを使用しますが、挿し直しをしながら入れたい方は、ボンドでもOKです。グルーで貼れないものは、Uピンにしたワイヤーで、土台に挿し留めます(後の工程のグリーンネックレスも同様)。
2)イワヒバ、モス(プリザーブド、アート)で隙間を埋めていきます。
リース台に資材を付ける際には、必ずグルーやボンドを使い、落ちないようにしっかりと接着してください。
小さな隙間などには、グルーで直接、モスを張っていきます。不安定な場合は、ワイヤーでUピンを作って留めていきましょう。
3)最後にグリーンネックレスと枝を動きが出るように入れ、ヒペリカム、モスピックをポイントとして入れれば完成です。
完成です!
リース台に直接挿せるものは挿して、難しい場合はUピンで留める、またはグルーで接着してみて下さい。
ボリューム感溢れるモスリースは、インパクト抜群。「どこで買ったの?」とお友達から聞かれちゃいそうです!
まとめ
さまざまな種類のモスを使い分けることで、リアルな色の深みを感じることができます。実際、手にとってみるととてもリアル!ぱっと見ただけなら「本物?」と思う方もいるはず。
NYでもParisでもモスは大人気!話題性があるので、ショップの装花やアレンジのオーダーを頂いた際にもぜひ活用して下さい。
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さて最後にご紹介するのはこのモスリースを和風に変身させて、お正月飾りにするアイデアです。引き続きご覧ください!
このリースを紹介して下さったのは・・
「La Fleur Angelique~ラ フルール アンジェリック」小久保早苗先生です。
http://ameblo.jp/angelique0305/
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