今月のフラワーレシピでご紹介するのはお正月のしめ縄とコケ玉アレンジのレシピ。どちらのレシピにも登場するのがプリザーブドローズの開花テクニックを応用するリメイクテクです。
プリザーブドフラワーの開花テクニックに加え、別のお花に大変身させるリメイクフラワーは、アレンジの幅を広げ、毎年同じになりがちなお正月メニューのマンネリ脱出にも効果的です!
「でもリメイクフラワーって、難しそう・・・」「逆に不自然なお花になってしまうのでは?」
今回は、そんな不安を解消するリメイクフラワーの作り方を「花笑み」豊岡先生が教えて下さいます。
まず一つ目にご紹介するしめ縄(迎春リース)では、手作りピオニーの作り方と、簡単手作り扇風オーナメントもご紹介いただけます!
豊岡先生が教えて下さる今月のメニューはこちらです。
それではさっそく、 しめ縄の作り方からご覧くださいませ!
ピオニーしめ縄の作り方
ご紹介するのは手作りのシャクヤクが華やなしめ連縄リースです。
用意するもの
<プリザーブドフラワー>
メディアナローズ×2、スタンダードカーネーション×2、トリュフグリーン
<アーティフィシャルフラワー>
蘭類(2〜3種類)、ピンポンマム、てまり大枝
<その他>
リース土台、水引飾り大、水引飾り小、和柄リボン(40mm幅)
<道具>
ワイヤー(#24裸)、フローラルテープ、グルーガン、グルー、はさみ(ワイヤー切り、リボン切り、ニッパー)、ヤットコ、透明マニキュア(リボンほつれ止め用)
【ステップ1】ピオニーを制作します
1.カーネーションをワイヤリングする
ピオニーの花芯部分をカーネーションで作ります。
1)今回は仕上がりの花の高さをおさえたいのでガクごとはずし、花びらのみにします。
2)花びらが下がってこないように、フローラルテープで巻きます。
3)#24ワイヤーでツイスティングします。
2.ローズの花びらを下処理する
花びらを外したら、上下を逆さまにします。花びらの付け根が上になるように置いておきましょう。
3.メリアをつくります
通称“逆さメリア”を作ります。
1)最初に作ったカーネーションを芯にして、ローズの花びらを小さい方から順番に付けていきます。
ここからが注意です!
上下を通常とは逆につけて、くるんと尖った付け根の方を上向きにして、グルーでつけていきます。
こちらは花びらを2周つけた状態。
このままでも可愛いのですが、さらにナチュラルな満開に仕上げるためのプラスαテクニックをご紹介します。
2)最後の5〜6枚は、通常の花びらの向きにつけて満開のピオニーにします。
左側が逆さまに花びらを2周つけたもの。右側が上記の方法で制作した満開ピオニーです。
これだけで、アウトラインがひらひらと柔らかい印象になり、生花のようなナチュラルな満開ピオニーが完成します♪いかがですか?とっても自然ですよね。
この満開ピオニーを2輪作っておきます。
【ステップ2】和柄リボンで扇風オーナメントを制作
リボンを使って扇風の飾りを作ります。
1.扇パーツを作ります
30cm長さにカットしたリボン(40mm幅)を、扇のように横にずらしながら屏風だたみにし、折り目ごとに下部をグルーでとめていきます。
2.下に垂らすパーツを作ります
大小2つのループとテールを1つ作りグルーで接着します(マチ針で仮留めをして置くとずれません)。
ループは少し右側にずらして接着すると、動きが出ます^^
3.扇パーツと垂れパーツをつけます
1)と2)のパーツをグルーで接着して、扇オーナメントが完成!※扇リボンは少し右に角度をつけて接着しましょう。
リボンのホツレが気になる時は、透明マニキュアで先端を塗っておきます。
【ステップ3】リース土台に花材を取り付けます
1.水引飾りを付ける
水引飾り大を#24ワイヤーでぐらつかないように中心部分2カ所で固定します。ヤットコを使うとワイヤーをしっかりとしめることができます。
2.上下にアートをつけます
上にてまり大枝を、下に蘭を取り付けます。
アーティフィシャルカッターやニッパーで適当な長さにカットし、それぞれの根本にグルーを付けて、リースの隙間にぐっと差し込みます(入りにくい時はヤットコを使います)。
リースの形にそわせるように丸みをつけると自然な流れがつきます!アートに安定感が無い時は、ワイヤリングしてリ-スに差し込んで使いましょう。
アーティフィシャルの茎が固くてハサミできれない時はニッパーやアーティフィシャルカッターを使って下さい。
3.ピオニーを取り付けます
ピオニーを2輪取り付けます。少し斜めの配置になるように、高さにも少し変化をつけ、ワイヤーの根元にグルーをつけ、リースにさし込むように固定します。
4.パーツを取り付けます
手作り扇オーナメントをグルーで右上に取り付けます
5.残りの花材を取り付ける
ピオニーのまわりや、ピオニーとラインフラワーをつなぐように、他の花材(蘭、ピンポンマム、トリュフ、水引飾り小)をさし込み、グルーで付けます。
完成です!
簡単なプラスαのテクニックで、より生花に近い華やかなピオニーリースの完成です!
ピオニーしめ縄リースのまとめ
“逆さメリア”は、ピオニーの他にカップ咲きのバラや、ラナンキュラス、カメリアを作る際にも向いているテクニックです。お正月sだけでなく、普段のアレンジにぜひ取り入れてみて下さいね。
次にご紹介するこけ玉アレンジでは、このテクニックで和のアレンジにもピッタリなカップ咲きのローズを、よりナチュラルに仕上げるプラスαテクニックとともにご紹介します。
引き続きご覧下さい!
このしめ縄リースを紹介して下さったのは・・
「花笑み」豊岡先生です。
http://ameblo.jp/fourseasons-flower/
~今月ご紹介しているレシピメニューはこちら~
【しめ縄編】バラで作るシャクヤクを使ったオールドローズの『しめ縄&こけ玉アレンジレシピ』はフラワーエデュケーションジャパンで公開された投稿です。